こんにちは、今回は登山ブログになります、と言うより冒険の日誌に近いんですが。
意外と知られていない日本で二番目に高い山 北岳
富士山の次に高い山で標高は 3,193 m です、3000メートル超えの名峰
登山をされる方の中でも憧れの山と行っていいでしょう、そんな名峰への道のりを書かせてください。
北岳とは?
北岳(きただけ)は、山梨県南アルプス市にある標高3193 mの山。赤石山脈(南アルプス)北部に位置し、富士山に次ぐ日本第2位の高峰である。
見てください、この頂上付近の見晴らしを。
行き方、登り方
まずは大原則としてマイカーでは行けません、必ず指定された駐車場までマイカーで行き、バス、タクシー等の
公共交通機関の利用じゃないと登山道まで行けません。
http://yamanashikotsu.co.jp/route_bus/route_sp_info/hirogawara/
こちらから参考に、ちなみに僕は 市営芦安駐車場まで車で行き乗り合いのタクシーで向かいました。
ルートは最も利用者が多いコースで登りました
【1日目】広河原(25分)→白根御池小屋分岐(130分)→白根御池(150分)→小太郎尾根分岐(30分)→北岳肩ノ小屋(泊)
【2日目】 近辺散策 もしくは 山古屋にあった漫画を熟読(岳)
【3日目】北岳肩ノ小屋(20分)→両俣小屋分岐(30分)→北岳(25分)→両俣小屋分岐(15分)→北岳肩ノ小屋(20分)→小太郎尾根分岐(90分)→白根御池(90分)→白根御池小屋分岐(20分)→広河原
人にもよるとは思いますが、白根御池からが本当に長くてしんどかったです、結構挫折しそうになりました、ガチで。
1日目
大阪から遠路遥々旅立ち、登山を始めた時からいつかは登ろうねと言っていた山の麓に来ると感慨深いものがありました、しかしね
(出発地点には山小屋があるのでそちらで足りないものを買うのをオススメします)
見てもらったらわかると思うんですけど、雨が凄い降ってて、地元の人もこりゃだめだと言うほどで
タクシーの運転手も『あんた達だけやわ』とこの山に入るなと言わんばかりの脅しがあって正直泣いてました。
ここまでぐらいかな,楽しいと言う感情があったのは、前半にも書いた白根御池小屋分岐からSASUKEぐらい坂が続いていて、この山開拓した奴出てこいやと思うほどでした。
そんな名付けて SASUKE坂を登り、トータル6時間登り山小屋に着いた時には雨に濡れ体温が下がり、
思考は低下し考えることをやめてました、その顔がこちら。
これもう家のローンがあるのにリストラあった時の顔ですよ。
僕らは考えることをやめ、山小屋に着き、身体と心を休ませ明日に備えることにしました。
2日目
深く眠りについたというか気絶した僕は夜中にトイレのために起きたら星空と共に街並みの夜景が見え、
ああ自分はこんなにも下界と離れているんだと神様にでもなった気分でした。
そして4時に起き、ご来光に備えて待っていると一筋の光が見えました。
赤く燃え、雲海の中からそびえ立つ富士山はまさに大和魂そのもの、漲る強さに感動しました。
この景色を見て感じることは一つ 【登ってよかった】【生きててよかった】
家で起きたら嫌になるくらい浮腫んだ顔もここで見たら少し勇ましく見えました。
朝ご飯を食べ、昨日は見えなかった頂上も古屋から見え絶景の中登りました。
多分人生で一番のGOOD出たと思います。そして古屋から1時間の空中散歩をしてついに頂上に、、、
どうですか?この成人式ぐらい浮かれた顔、達成感は人を成長させます、隣の緑の人今年45歳ですけど
『わーい』ってトイザラスに来た子供もみたいになってましたからね。
でもねそれぐらいの圧倒的景色なんですよ。
ああ今思い出すだけでも美しい、素晴らしい、人はちっぽけだな、僕の悩みなんて大したことないな、頑張ろうとなりますよ、こんな平社員でも。
無事山小屋に着いてからはご飯を作り夕陽に備えました。
(左のカラビナ付きマグカップはHiの限定マグカップ♡)
人生で一番の夕陽
いや過言だろと思うかもしれませんが、そんな事ないんですよ、と言うのもこの僕、根本は夕陽を見る天気運を持っていて数々の綺麗な夕陽を拝んできた夕陽コレクターなんですよ、そんな僕が初日に大雨に打たれて登った山なんだから、引き寄せるだろうなと思ってたら、引き寄せすぎましたね。
さあ見てください、、、、
感じたことは、、、神がいる、そう感じずにはいられない光の射し方、この完璧なマジックアワー、、、
加工なしでこの自然が織りなす幻想的な景色は感動せずには入れませんでした、ありがとう、自然よ、LOVE。
山小屋で働く人も今年1番の夕陽やねと言ってくださり、なんだか褒められた気持ちになって嬉しく、山登りをしているとどの瞬間も切り取ると美しいのですが、このマジックアワーと呼ばれる日没40分の太陽の変化は地上じゃ絶対感じることのできない何にも変え難い時間だと思います。
あとすいません関係ないんですが、山小屋の豚の肩ロース定食美味しすぎて確実に飛ぶので気をつけてくださいね。
最終日
これ以上ないマジックアワーを見て、これ以上ない晩御飯を食べて、眠りにつきことがどれだけ幸せか噛み締めて朝を迎えると疲れと気圧で顔の浮腫みがひどく紛れもないブスになってて泣きました。
下山の時は天気予報では雨だったのですが、なんとか持ってくれ登ってる時には見れなかった景色を見ながら下山できました。
4時間かけ駐車場に着くとコテンパンにやられたボクサーの如く倒れ込み、死地から回復する方法は一つ、地元の温泉に入る事、それ以外ないのです、むしろそれを楽しみに登っていると言っても過言ではない、そこで見つけてしまいました桃源郷を。
https://onsen.nifty.com/minamiarupususanroku-onsen/onsen002060/
⇧こちらね、写真撮ってないんですが、と言うより撮るなんて意識が飛ぶくらい最高な地元の穴場の温泉って感じで源泉で疲労回復しすぎます。
他の温泉も調べればありましたが僕はここがおすすめです。
家に着いてから改めて思います、あんな大自然に身を置くことの素晴らしさを。
まだまだな登山家ですがまた壮大な山に登ったらブログ書きますね。長くはなりましたが読んでくださりありがとうございました。